日本中のプラントを、

ゼロから建設し、機械も製造し、

機械設置や配線工事を行い、メンテナスまでする

『三菱マテリアルテクノ』という

プラントエンジニアリング企業があります。

そんな三菱マテリアルテクノ様の採用活動上の

コピーまわりをお手伝いさせていただきました。

（アカウントプロデューサーはジャンプ株式会社様です）

プラントエンジニアリングの仕事は、

現場で働く一人ひとりの技術力がすべてです。

企業について、経営について理解するためには、

まず、現場の仕事を理解してもらう必要がある。

現場という「川下」を知ることで、

経営という「川上」の理解が進む。

そんな考え方から、三菱マテリアルテクノの採用チームの皆さんは、

総勢20名にもおよぶ「社員インタビュー」を実施すると決めました。

学生だけでなく、社会で働く私でさえも、

「プラントエンジニアリニング」の仕事はイメージできませんでした。

だからこそ、現場で働くお一人おひとりにお話を伺う必要がある、

採用チームの皆さんはそう考えられたのです。

インタビューは、北は秋田から、福島、木場、直島、そして伊万里まで、

全国各地の営業所で行われました。

採用チームの皆さんが、取材撮影の場をコーディネートしてくださいました。

インタビューでは、一人ひとり、約一時間かけて、

■何をモチベーションに、どんな仕事に取り組んでいるのか？　

■どんな方法で、技術力を高めているのか？

■なぜ、プラントエンジニアの仕事を選んだのか？

■仕事のやりがいや面白さについて

お話ししていただきました。

インタビューで集められた「社員の方々のリアルな言葉」は、

採用メッセージの中心に据えられることになりました。

こちらは、インタビューをもとに制作した10連ポスターです。

当社のコピーライター、内田直樹が書きました。

A1サイズという大きなサイズで出力し、合同説明会のブースに設置したり、

会社説明会ではスライドショーにして投影したり、

採用チームの皆さんは、様々な形で発信してくださいました。

私が書かせていただいたのは、採用サイトに掲載された

社員お一人おひとりのインタビューコピーです。

20代・30代の若手社員さん、40代・50代のベテラン社員さん、20名分です。

お一人1000文字くらい、結構なボリュームです。

採用サイト　PEOPLEページはこちら

インタビューに対する皆さんのイメージを払拭したくて、

少しこういうお話をさせていただきたいのですが。

自分の仕事ぶりや普段考えていることについて

他者に話す機会は、滅多にありませんよね？

インタビューという言葉の仰々しさから、

「何か凄いことを言わなければならないのでは？」

と構えてしまい、戸惑うこともあると思います。

確かに、私たち制作チームがインタビューに伺うと、

「何を話したらいいんだろう？」

「人に話せることなんて何もないよ！」

と、躊躇される方も多くいらっしゃいます。

けれど、心配はいりません！

私たちが聞きたいのは、皆さんの等身大でリアルな言葉です。

私たちは、固定概念という色めがねを外して、

新鮮な目でもって一つひとつの事柄を深堀りしていきます。

もし、思っている通りの言葉が見つからないときには、

一緒に、皆さんが考えていることに当てはまる最適な言葉を探します。

三菱マテリアルテクノさんでは、

熱意あふれる素晴らしい言葉をたくさんいただくことができました。

外面のよいスマートな言葉ではなく、

苦労も、葛藤も包み隠さない本心をお話していただくことができました。

コピーを通して求職者に伝えたかったのは、

いろんな現場で、いろいろな価値観を持った人が思い思いに働いていること。

そして、それらが集結して、企業は成り立っている

「大きな企業は、小さな現場でできている」という実感です。

仕事や企業のイメージが沸きにくい業界だからこそ、

こうした「社員のインタビューコピー」を通して、

企業理解を促していく。そんな方法があることを知ってもらえると嬉しいです。

学生が抱える「企業について理解しにくい！」という

採用上の障壁を解決できるかもしれません。

＊

もっと、インタビューコピーについての事例を聞きたい方。

社長インタビュー、社員インタビューを依頼したい方。

ぜひ、ご一報ください。お待ちしております。