ハッテンボール
教えてくださいお客様!ハッテンボールは御社の発展に貢献してますか?<サンセリテ札幌 山本社長&浜田マネージャー>:前編
「えっ!ハッテンボールってそんなことまでやるの?」
きっとそんな風に驚いていただけるお客様事例を紹介します。北海道で化粧品や健康食品の製造販売を行うサンセリテ札幌様。企業スローガンやミッションの開発。コーポレートサイトやお客様向け定期刊行誌の制作。さらには商品パッケージのリニューアルから、商品ブランドの共同開発まで。ハッテンボールはサンセリテ札幌で共に働く社員のような気持ちで、皆さんと様々なチャレンジに挑んでいます。
ここまで幅広く深いお付き合いが生まれた経緯を、代表取締役の山本社長とクリエイティブマネージャーの浜田さんに語っていただきました。
<聞き手=外山夏央>
【株式会社サンセリテ札幌】「千年、健やかに」をスローガンに、おばあちゃんからお孫さんまで、世代を超えて千年続く健康なライフスタイルを提案。健康のために大切なのは続けること。お客様に生涯長く健康サプリを摂り続けていただけるように、健康成分たっぷりの商品をびっくりのお値打ち価格で提供し続けています。
コーポレートサイト:https://sincerite.co.jp/
ECサイト:https://www.sincerite.jp/
サンセリテ札幌の山本陽子社長
クリエイティブマネージャーの浜田さん
サンセリテ札幌に、変革なんて全然必要ない。
外山:お取引がはじまったのは2018年の12月ごろ。ハッテンボールの狭いオフィスまで来てくださいましたよね?
山本社長:その年の8月に当社の社長を務めていた方が辞めて、会長に退いていた私が再度社長に戻るというアクシデントがあったんです。早急に立て直さなきゃいけない。何か指針が欲しいなと思っていたときに、ハッテンボールの存在を思い出しました。以前、社労士の岡本先生から伊藤さんのことは聞いていたんです。
※主治医のような社労士法人 岡本先生。
いつも素敵なお客様をご紹介いただいています。
外山:伊藤は「サプリ会社の女性経営者が来る!」って身構えていたみたいですよ。
山本社長:宝石ジャラジャラつけた成金のおばさんが来ると思ってたのかな。なんの化粧っ気もない普通のおばさんが来たので、びっくりされていたと思います(笑) 私は経営者として特に力があるわけでもないし、「とにかく助けてください」と今の会社の状況を全部お話ししたんです。
外山:後日、私も伊藤と一緒に札幌の会社の雰囲気を見に行かせていただきましたね。
山本社長:伊藤さんってオシャレでダンディな雰囲気あるじゃないですか。広告業界のキラキラした人だなーって。そうしたら今度はモデルみたいにキレイな外山さんと2人でオフィスに来られたので、「美人の秘書つれて出張かよ!」って心の中で突っ込んでました(笑)
外山:そうだったんですか!(笑)
美人秘書(!?)な外山
浜田さん:今は外山さんの印象全然違いますけどね。仕事も泥臭く一生懸命で、どちらかというと男まさり。うちの社員たちの心を開いてくれたのも外山さんでしたね。
山本社長:人の気持ちを引き出す力がすごくて。インタビューを受けた社員がみんな外山さんのファンになっちゃった。「この会社今後どうなるんだろう?」「この人は何を大事にしてるんだろう?」ってすごく興味持って聞いてくれているのが表情やしぐさから伝わってくる。最初はインタビューや撮影を嫌がっていた社員も、今じゃ積極的に参加してくれますもんね。
外山:私たちも、社員さんから色々お話を伺う中で、御社の根っこにある価値観を感じ取ることができました。おかげで提案すべきことが少しずつ見えてきたんです。
山本社長:後日いただいたご提案を聞いて、私ポロポロ泣いちゃいましたもん。伊藤さんに、「プレゼンで泣く人初めて見た」って笑われちゃって。
外山:私もびっくりしました!そこまで心に刺さった理由は何だったんですか?
山本社長:コンサルの人って「このままじゃ会社はダメになる!変われ!変革だ」って言うじゃない?「そうか、私たちはダメなのか。変わらなきゃ」ってずっと思い込んでいたんです。
外山:脅すような言い方をするコンサルティング会社は、多いかもしれないですね。
山本社長:それをハッテンボールさんは「変革とは、根こそぎ変えてしまうこと。サンセリテ札幌は、根こそぎ変える必要なんて全然ない。独自の価値や魅力は、社員一人ひとりの心に息づいている。それを自覚して、もっと磨いて、お客様に届けていこうよ」って言い切ってくれた。創業者として、思わず泣いちゃいました。
商品価値だけじゃなく、会社の人柄や考えも伝えなきゃ。
外山:プロジェクトの一発目は動画の制作でした。
山本社長:伊藤さんってクリエイターなのに営業センスすごいなあと感じるのが、一度にバーン!と大きな提案をしないんですよね。「こういうものがあると今の御社の魅力がもっと伝わると思いますよ~」と小さく一つずつ提案してくれる。その最初が動画でした。
外山:創業の記念祝賀会で流したムービーですね。
山本社長:「会社の歴史や考え方を知ってもらうために動画を流したらどうですか?」と言っていただいて。そのとき作った動画は今のコーポレートサイトにも載せています。できあがったものをマネージャーたちと初めて観たときも、感動して泣いちゃいました。
浜田さん:僕は中途入社4年目になりますが、会社が歩んできた歴史の重みを改めて知ることができて、この価値観を守らなきゃという責任を感じたのをすごく覚えています。
山本社長:創業期、サラリーマンの貯えから大金を払って広告を打っても、ご注文はめったに入らなかった。毎日ハラハラドキドキ。電話が鳴ったら走って飛びつく。全部の電話に一回のコールで出ちゃう。そのときの嬉しさやありがたさをすくい上げてくれたんです。広告出稿もお客様からの電話が鳴るのも、当たり前のことじゃない。若いメンバーにも伝わったと思います。
浜田さん:次にチャレンジしたのが定期刊行誌の『健究室』でしたね。商品をご案内するだけじゃなく、会社の考え方や働く人の想いも、定期的にお客様にお届けしようと。
外山:実は私も、ちゃっかり表紙に登場しています。
山本社長:以前伊藤さんに、「うちの商品は値段が安いから、安かろう悪かろうと思われてしまうのがとても悔しい。なんとかしてください」って相談したんです。それに対してのアンサーが「健究室」の創刊号。表紙にキャラクターがいて「サンセリテくん、社長を叱る!」というタイトル。びっくりしました。
外山:次のページに「社長!お客様を心配させちゃダメ!お値打ちの理由、説明してよ」と続くんですよね。
山本社長:私、もともと本屋で働いていたんですが、本屋って利益率が20~30%と低いんですね。その感覚で健康サプリをつくったので、他社に比べて価格が非常に安かったんです。しばらく経って「健康業界の利益率は平均70~80%だよ。利益少なすぎ!」と助言されたのですが、後の祭り。以来、意地でもお値打ち価格を続けています。
外山:健究室はお客様からの反響もすごかったですよね。
山本社長:毎号、こんなに反応いただけるなんてと驚きました。私だけじゃなく社員たちもたくさん登場しているんですが、会社の中を見せるのがこんなに大事なのかと、健究室をつくっていく過程で気づくことができたんです。
(記念すべき、健究室1号)
浜田:そのタイミングで、「コーポレートサイトを作りましょう」と提案いただいたんですよね。
山本社長:そうそう。「え~!?ECサイトがあれば十分じゃないの?本当に必要?」と思わず言っちゃいました。でもそのとき伊藤さんが珍しく強く勧めて来たんです。「コストはかかりますが、必要だと思います!」って。