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企業精神を体現するマスコットキャラクターで際立つ一社になる。

企業のマスコットキャラクターを開発しました。

とあるお客様の会社案内パンフレット。

どんな業種の会社案内だと思いますか?

 

答えは、電気・通信工事を担う

愛知県にある日幸通信様の会社案内パンフレットです。

表紙のキャラクター、左が電気事業をあらわす「でんでん」。

右が通信事業をあらわす「らんらん」。2匹はモモンガです。

オリジナルマスコットキャラクターの開発から、

会社案内パンフレットの企画制作をまるっとお手伝いさせていたただきました。

 

なぜ、電気通信会社が、

マスコットキャラクターを開発するのか?

日幸通信様からは、「マスコットキャラクターを制作したい」

というご依頼をいただいたわけではありません。

当初いただいたご依頼は、

「既存顧客だけでなく、新規顧客への自己紹介で使う

会社案内をつくりたい」でした。

 

「会社の魅力を発信する自己紹介ツール」でありながら、

「新規顧客獲得に効く営業ツール」でなければなりません。

つまり、競合他社が絶対に作らないような会社案内を作るべきだと考えました。

愛知県を拠点にしながら、全国各地の電気通信工事を手掛ける日幸通信様。

そのお客様は大手通信会社やゼネコンなど、大企業から中小企業まで

企業規模は多岐に渡ります。

 

お客様の事務所にはきっとさまざまな企業が営業で訪れ、

たくさんの会社案内パンフレットが平積みになっているだろうと予測しました。

競合他社の会社案内を差し置いて、

日幸通信様の会社案内が目立つには、どうするべきか?

という視点で考えたとき、マスコットキャラクターの開発に辿り着きました。

 

会社の魅力を体現するマスコットキャラクター。

ただ単に愛くるしいキャラクターを開発すればよいとは思いません。

そこに狙いがなければ機能を果たしませんし、

キャラクターが存在する意味がありません。

重要なのは、企業の魅力を体現するキャラクターを開発することです。

 

日幸通信様は、創業20余年。

現在は、創業者の娘さんである市野明美さんが社長を引き継いでおられます。

市野社長に創業者の印象を伺うと、とにかくどんな難しい案件(工事)も

「とにかくやってみよう!」と引き受けてしまう方だったとお話してくださいました。

その精神が今なお引き継がれ、どんなムチャブリ(無理難題)も断らないというのです。

日幸通信様の差別化ポイントは、「やってみよう精神」なのです。

 

競合他社に勝る企業精神を体現するキャラクターを開発したい。

さまざまな可能性を探りながら最終的に行き着いたのはモモンガでした。

モモンガはご存知の通り、手足を広げ木と木の間を飛んで移動する小動物です。

高所で行われる電気通信工事と、木々を飛び交うモモンガの姿が重なりました。

何よりモモンガの身軽さが、日幸通信様のどんなに難しい案件にも

果敢にチャレンジしようとする「フットワークの軽さ」とリンクしました。

 

電気通信工事を担う企業が、可愛らしい動物のキャラクターを掲げている。

そのギャップが違和感を生み、よい意味で注目を集めると考えました。

実際に完成したパンフレットをお客様先に持参し、挨拶された日幸通信様。

「めずらしいパンフレットだね」「面白い試みだね」と、好評いただいたそうです。

 

いわゆる会社案内然としたパンフレットはスルーされてしまいます。

「これはなんだろう?」と興味を持たせる設計が必要なのです。

 

自分で自分を良く見せると信憑性に欠ける。

第三者に代弁させる。

「魅力」は言葉にしなければ伝わらないので、

「自社の魅力を言語化する」という行為は重要な企業活動だと思います。

しかし、「私たちはここが優れています!」、「挑戦が大好きです!」といった具合に、

自分で自分の魅力を言及するとどこか信憑性に欠けるし、少し気持ちが悪いですよね。

 

そんなときは、「第三者に代弁させる」ことで信頼を高めることができます。

「社員による自社製品のセールストーク」と、

「第三者による口コミ」だったら、どちらを信頼しますか?同じ原理です。

マスコットキャラクターを登場させて、自社の魅力を語らせる。

そうすると、「自分で自社の魅力を語る」よりも、

「第三者的なキャラクターが太鼓判を押している」ように解釈され、

企業の魅力がより伝わりやすくなるのです。

お父さんの仕事に興味を持ってもらいたかった。

マスコットキャラクターを開発したのは、

顧客の注目を集めるためだけではありません。もうひとつ理由がありました。

それは、社員の子どもたちがお父さんの仕事に興味を持つきっかけを作るためです。

 

例えば、病院や保育園など、子どもたちがよく訪れる場所や

よく目にする仕事であれば、理解しやすいと思うのです。

しかし、通信や電気工事の現場を子どもたちが目にする機会はほとんどありません。

 

もし、社員の子どもたちに親の仕事について知ってもらいたいと思うなら、

会社案内パンフレットやホームページなどで、

子どもと会社との接点を持たせる必要があります。

 

子どもたちは、難しい専門用語が並ぶ会社案内には興味を持ちませんが、

マスコットキャラクターが登場する会社案内なら、絵本のように手を取りやすい。

会社案内を通して、普段目にすることができないお父さんの職場に興味を持ち、

お父さんの苦労や頑張りを理解し、応援するようになる。

結果、お父さんの仕事に対するモチベーションが高まる。

そんな好循環を目指しました。

 

また、電気通信工事の現場は専門知識と技術が不可欠であり、危険を伴います。

危険と隣り合わせの現場で日々頑張っていることを、

ご家族の皆さんに正しくご理解いただく必要がありました。

お子さんだけでなく、奥さんやご両親を安心させたかったのです。

そして、危険が伴う現場ゆえに、会社は安全安心な職場環境の提供を徹底し、

心身ともに健康でい続けられる働き方を推奨している旨も、

ご理解いただきたいと考えました。

 

ときに、会社案内パンフレットは、

お客様だけでなく、ご家族の皆さんからも

注目を集めるものにする必要があります。

同じ予算を投資するなら、「よくあるパンフレット」ではなく

「営業にも、社員の家族にも効くパンフレット」を制作するべきです。

 

◎お客様先の事務所で一際目立つ

◎社員のお子さんやご家族がつい読みたくなる

◎社員自身のモチベーションが高まる

そんな会社案内を作りたいなら、

企業の魅力を最大限に体現するマスコットキャラクターを

開発してみるのもひとつの手かもしれません。

 

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